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第5回 パイロシステム ガラス防火区画
 デザイン・コンペ 2019〈入賞者発表〉
審査結果の概要
2019年3月27日、厳正な審査の結果、下記の通り
最優秀賞1作品、優秀賞2作品、準優秀賞11作品、佳作17作品の計31作品が選ばれました。
優秀各賞
氏名 会社名(組織名) 作品名
最優秀 丸目 明寛
李 勝煥
田島 誠
株式会社 久米設計 イーストピアみやこ
優秀 町 慎一郎
狩野 輝彦
株式会社 久米設計 川口市立高等学校/校舎棟
優秀 柳田 里穂子 妹島和世建築設計事務所・
清水建設設計共同企業体
日本女子大学 図書館
準優秀 長瀬 信博
竹本 卓也
一級建築士事務所 長瀬信博建築研究所 本泉寺境内地内整備事業(本泉寺納骨堂 和音)
準優秀 松田 浩幸 株式会社 槇総合計画事務所 東京電機大学 東京千住キャンパス
準優秀 宮本 雅弘
鈴木 達也
株式会社 東畑建築事務所 社会医療法人 愛仁会 千船病院
準優秀 藏品 誠 清水建設 株式会社 秋葉原アイマークビル
準優秀 小林 直彦
五十嵐 朗
太田 洋介
平田 倫巳
中山 憲昭
住吉 剛彰
株式会社 梓設計/
鹿島建設 株式会社 横浜支店
ANA Blue Base
準優秀 小林 靖樹
嶋原 悟
株式会社 大林組 資生堂 那須工場
準優秀 根岸 健一 清水建設 株式会社 学校法人電波学園 東京電子専門学校 新館計画(U期)
準優秀 今津健児
松島 将太
株式会社 大建設計 川西市低炭素型複合施設 キセラ川西プラザ
準優秀 佐藤 維
十河 一樹
畝森 泰行
石本建築事務所+
畝森泰行建築設計事務所
須賀川市民交流センター tette
準優秀 楠部 博政
三井 達也
中村 和弘
株式会社 INA新建築研究所 浦安音楽ホール(新浦安TKビルディング)
準優秀 畠山 文聡
岡 俊徳
伊藤 裕也
澤井 春美
株式会社 NTTファシリティーズ 近畿大学アカデミックシアター
佳作 北川原 温
小林 大祐
西内 元省
松川 真友子
株式会社 北川原温建築都市研究所 ナカニシ新本社R&DセンターRD1
佳作 宮本 雅弘
平野 尉仁
菊地 健作
株式会社 東畑建築事務所 学校法人 関西大学 千里山東体育館
佳作 藤井 久生
野呂 学
古澤 美登里
株式会社 松田平田設計 河合塾横浜校新築計画
佳作 石原 尉登 株式会社 綜企画設計 名古屋支店 愛知教育大学 教育未来館
佳作 押田 拓也 株式会社 梓設計 ゆいの森あらかわ
佳作 雨宮 正弥
岡本 大
株式会社 日本設計 日本橋燗屋三井ビルディング
佳作 石野 順 株式会社 梓設計 スピードファム新社屋
佳作 静 茂夫 株式会社 大建設計 四国中央市庁舎
佳作 串本 祐介 株式会社 東畑建築事務所 THE THOUSAND KYOTO
(京都センチュリーホテル新館増築及び本館改修工事)
佳作 柴田 麻衣子 株式会社 フジタ 上智大学アルペ国際学生寮
(工事名称:信濃町国際学生寮整備運営事業)
佳作 中村 幸恵 株式会社 竹中工務店 愛知製鋼 本館
佳作 松本 拓也 株式会社 フジタ タムス浦安病院
(千葉大学病院浦安リハビリテーション教育センター)
佳作 難波 壮一 株式会社 梓設計 関西支社 朝来市役所
佳作 小西 敏治
工藤 恵美子
株式会社 ユウ・コーポレーション
飛島建設 株式会社
ワコール新京都ビル
佳作 嶋田 麻世 株式会社 熊谷組 ヒューマックス新宿富久ビル
佳作 延東 治 株式会社 石本建築事務所 上越市市民交流施設高田公園 オーレンプラザ
佳作 渡邊 純一
小林 靖
清水建設 株式会社 東芝機械 御殿場テクニカルセンター
最優秀賞:イーストピアみやこ 作品写真
審査総評 / 萩原 剛(早稲田大学教授)
古代シリアで発明されたというガラスは石のように結晶化したものではなく、非結晶個体=アモルファスであり「液体の特性をもつ固体」とも言われた。それ故、透明から半透明そして鮮やかな色彩をとおした光の透過や反射の多様な効果を通して人々を魅了しつづけてきた。耐火ガラスの歴史は近世に発見された珪酸ソーダ(水ガラス)をガラスの間に封じこめた積層ガラスからはじまり、1960年代の熱処理による結晶化技術により誕生した耐熱結晶化ガラス、そして強化ガラスの技術の高度化により誕生した耐熱強化ガラスにより、安価により身近に建築部位の耐火化を行えるようになったと言える。
今回のコンペではこのような背景を寄り積極的に捉え、建築空間とガラス防耐火のあり方に新しい希望をもたらす提案が期待された。審査にあたっては3つの視点を持って臨んだ。1つは、耐火ガラスシステムの特性を理解した空間とガラス表現との融合性、2つ目は耐火ガラスシステムの制約を乗り越えるディテール表現の創意性、3つ目は耐火ガラスシステムがあまり利用されていなかった耐火性能を必要する施設や機能空間への導入に如何に挑戦したかという意欲度、である。概ね入賞作品はこの何れかに秀でていたと思われる。
最優秀となった「イートピアみやこ」は耐火ガラスの特性を熟知し、単に「避難施設を透明化する」ということや「最大化と生産性」といった呪縛から解き放たれ、空間の質に応答してプロポーションを制御する“技”が全体に浸透した完成度の高い作品である。優秀となった「川口市立高等学校校舎棟」は大規模な学校建築のコモンスペースを視線の見え隠れを耐火ガラスで創り出し、耐火ガラスの枠廻りの重さを感じさせない巧みなディテールワークが特徴である。もう1つの優秀である「日本女子大学図書館」は積層するスラブによる軽妙な空間構成を耐火ガラスによって成立させ、極めて難度の高い納まりを施工者と一体になって実現した力作である。
アリストテレスの自然論における4大元素の1つである「火」の発見は人類に定住を促し住居を進化させた。さらに「火」はガラスの自由なかたちを生み暗闇だった石の壁に光をもたらしたが、皮肉にも「火」にもろいというガラスの性質は20世紀の終わりまで持ち越された難問となった。この財産や人の安全を脅かすという負の部分を乗り越えようとした耐火ガラスの英知が建築空間に大きな変化をもたらした事実を我々は忘れてはならない。審査を通じてこの歴史的発見は今世紀も20年代に差し掛かりいよいよ応用のお時代に入ったのだと思った。公共性の高い空間や難度の高い部位への挑戦にたいしても大いに賞賛する一方で、避難階段の住空間的身体化や制約から誕生した逆説のディテールといった熟考されたアイデアに目を輝かせた一日でもあった。
審査評 / 中谷 正人(建築ジャーナリスト)
総評:
防火区画のデザインは、空間的には目立たない場所になりそうだが、実際の応募案を見ていると、むしろ壁で仕切られてしまいがちな防火区画の扱いが、空間の連続性にとっていかに重要な位置を占めているかを思い知らされた審査であった。 法規上の制約から空間デザインの自由度は制限されてしまうと思われがちだが、応募案はいずれも、それに挑戦した設計者の思いが伝わる資料であり、設計者の描くイメージを具体化するための挑戦が読み取れ、今後の課題も示されているようにも思える。さらなる展開が楽しみである。

最優秀:イーストピアみやこ
市庁舎、保健センター、市民交流センターの3つの機能が集約され、広い床面積を設けながら空間は立体的であり、動線的にも視覚的にも一体的に構成している。 このような空間構成となったのは、3.11においてコミュニケーションの重要性が改めて認識されたからではないかと想像する。その設計意図を実現するためには、防火区画が視覚的に閉ざされてはならず、防災機能を超えた設計意図実現した点がが大きく評価された。

優秀:川口市立高等学校/校舎棟
3つの高校を再編・統合した新しい学校ということから、生徒間のアクティヴィティを大きな吹く抜け空間を介して「見える化」することは、生徒間の活動を活発にするための方法であると共に、指導する側からは死角をつくらないというメリットもあると思われる。その意味でも耐火壁や耐火間仕切りを見える化することによる効果は大きいであろう。

優秀:日本女子大学 図書館
一見単純なプランだが、複雑な断面計画とスロープや吹抜けなどによって、視線が輻輳するような構成となっている。このような空間を成立させるためにパイロスクリーンは必要不可欠であったに違いない。アーチ状の開口部の納まりは大変だったことと思われる。

準優秀:本泉寺境内地内整備事業(本泉寺納骨堂 和音)
大手のゼネコンや設計事務所による大規模建築が居並ぶ中で、コンパクトながらも丁寧に計画をまとめたアトリエ的な事務所が力を発揮した作品。壁とガラス、船底天井というシンプルな空間構成でありながら、採光を確保しながら流動性を産み出している。

準優秀:東京電機大学 東京千住キャンパス
キャンパスの様々なアクティヴィティの主要空間となるアトリウムに、先端技術の教材として制振装置を組み込み、6層の大空間や部屋と通路を仕切る壁面にパイロガラススクリーンを用いることによって開放的で連続性のある空間が生み出されている。

準優秀:社会医療法人 愛仁会 千船病院
大規模な建築は平面積が大きくなり、不足する自然採光を補うために人工照明が必要となるが、ただ必要照度を確保するだけではなく、ライトスケープとしてデザインする場合には、防火壁等が障壁とならないことが必要である。特に病院においてはエスカレータや階段室などの縦動線が重要で、透明な素材を使うことによって空間デザインの自由度を高めている。

準優秀:秋葉原アイマークビル
部分的な応募資料ではあるが、際立つのは階段のデザインである。かつて村野藤吾が60歳過ぎのスタッフを指して、ようやく彼に階段を任せることができるようになりました、と言っていたことを思い出す。開口部によって階段デザインをシルエットで見せていて、それが絵になっている。

準優秀:ANA Blue Base
設計者の意図である、コンコースの大空間において視線によるクロスコミュニケーションを成立させるために、パイロスリムスクリーンは欠かせない素材であろう。高いガラス面のサッシデザインも収まっているように見える。

準優秀:資生堂 那須工場
小学生の社会科見学を受け入れるため、見学ルートに沿ってパイロウォールスリムの窓が設けられた。窓の高さには見学者の身長への配慮が感じられる。

準優秀:学校法人電波学園 東京電子専門学校 新館計画(U期)
透明感のあるエントランスホールに設けられた階段室にも透明性を与えて、全体に一体感を持たせるという意図が、パイロガラスウォールによって実現している。

準優秀:川西市低炭素型複合施設 キセラ川西プラザ
階段室に要求される耐火間仕切壁にパイロウォールスリムを用いることによって床仕上げが連続し、空間に広がりを与えている。

準優秀:須賀川市民交流センター tette
市民交流センターの名の通り、エントランスホールを軸とした連続性のある空間が構成されている。

準優秀:浦安音楽ホール(新浦安TKビルディング)
ガラスのファサードは透明性のゆえに、外から内部を覗うことができるのだが、防火壁で囲われた階段室などもシャドウとなって見えてしまい、せっかくの透明性や広がりを損なうことが多い。まして音楽ホールのホワイエならばなおのことである。パイロスリムスクリーンはそれを回避しながら階段室に広がりを与えている。

準優秀:近畿大学アカデミックシアター
コンセプト説明には3つのボリュームを分節し、透明感のある階段室で結び、それぞれのシンボル性を高めたとあるのだが、残念ながら提出された資料からは読み取ることができなかった。とはいえ、光庭(と思われる)は上方からの光だけでは1階部分はだいぶ暗くなると思われるが、階段室からの光がそれを補うであろうことは想像できる。

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